パワーポイントを使ったプレゼン成功のコツ
昨今は、パワーポイントを使ったプレゼンテーションを行う機会が多くなり、フォーラムでは、スピーチよりも、もっぱらこの形式によるプレゼンテーションである。英語に弱い日本人にとってはありがたい道具である。しかし、残念なことに、日本人をはじめ、欧米人もこの文明の利器をうまく活用している人は少ない。それは、パワーポイントの図に細かい字で情報をいっぱい詰め込んでいるからである。聴衆には、見えないし、見えても読む時間はない。
パワーポイントは、グラフか、簡単な図、あるいは数語だけにすべきである。ほとんどの人が印刷物としても使えるパワーポイントと、スピーチの補助具としてのパワーポイントとを履き違えている。
パワーポイントを使用しても、スピーチは、スピーチである。伝えたいメッセージは何かを明確にし、ポイントを絞るべきであるし、また繰り返しの言葉も重要である。
聴衆の目をスライド画面のほうに引き寄せているので、アイ・コンタクトがあまり必要ないように見えるが、それは、誤りである。単に、情報として伝えるだけであれば、アイ・コンタクトがなくてもよいが、メッセージを伝え、自分の主張を聞かせようという場合は、会場を少し明るくし、聴衆を見て語り掛けるべきである。さもなくば、スピーチは暗闇のなかの独り言に終わってしまう。スピーチは、半分以上が目でするものなのである。
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