上位席
洋の東西を問わず、一般的に右側が上位である。おそらく人間の大半が右手利きであり、右手で人を遇することから、自然と右が上座になったのであろう。従って日本のお雛様は、右側(向かって左)が男雛、左側が女雛となる。結婚式では、新郎が右側、、新婦が左側がとなる。しかし、西洋では、レディーズ・ファーストで、女性を上座に置くので、右側が女性、左側が男性となる。 男女どちらを優先するかについては、西洋と日本ではこのように差があるが、右側が上座であることには違いない。
ディナーのテーブルでも、ホストの右手側に座すものが、上位であり、左手側に座すものが下位である。
国旗や、社旗の掲揚においてもこの原則は同じで、右側(向かって左)に外国の国旗(他社の社旗)、左側に自国の国旗(自社の社旗)を掲げる。
車の座席でも同様で、職業運転手の運転する車の場合、右ハンドルでも、左ハンドルの車でも、後部座席の右側が最上位席で、左側が下位席である。友人の運転する車では、運転手の横の席が最上位の座席であるが、後部座席では、右が上位、左が下位である。
室内での上位席は、日本間は、床の間のある場所が上位であるが、西洋間では、一般に入口の反対側である。また、暖炉がある場合は、暖炉のある側が上位である。また、庭に面する部屋の場合は、庭を正面に見る側が上位で、庭を背にする側が下位となる。
応接セットの上席も、ホストの座る位置で異なるが、一般的には、長いソファーの右側が上席となっている。
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