座席配置
各種の会合において使用される座席配置は、必ずしも強いプロトコールがある訳ではない。しかし、一般的な慣行を知っていれば、会議場の準備に大変役立つ。
会見
儀礼的な挨拶や、簡単な打ち合わせを行う場合は、自室や応接室で訪問者を迎える。訪問者を対面に座らせるのが通例だが、応接セットや部屋の関係からホストの右手前に90度の角度で座らせる場合もある。その際は、ソファーを使用するのが一般的である。
対面の場合は、当然、訪問者のトップが中央に位置し、随行者のトップは、その右隣(ホストに向かって)である。
訪問者が、ホストの右横に座る座席配置の場合は、当然、訪問者のトップがホストに一番近い席に座る。
バイ(二者間)会議
日本で一般的に行われているやり方と同様である。
マルチ(多者間)会議
マルチの会合には、教室方式と円卓方式とがある。
教室方式の場合は、議長や事務局が教壇側に座り、各参加者は、前列の右からアルファベット順に 代表の席を用意するのが通例である。座席の数は、代表団の大きさによって比例する場合と、各代表団に同数が割り当てられる場合とがある。
円卓方式の場合は、議長の両横に事務局が座り、右からアルファベット順に代表の席を用意する。円卓会議方式は、実際に円卓を利用する場合もあれば、長方形のテーブルを並べる場合もある。各代表団が輪になって、お互いに顔を見ながら会議できるスタイルで、比較的小人数の会議に適する。
中国式
中国文化圏(台湾、ベトナム)では、バイの会談の際に、両者が横に並ぶ中国式がとられる。代表団ごとに右、左に分かれて、代表団のトップから順番に並ぶ。ここでもゲストは、ホストの右側(向かって左側)に座る。
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